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ごあいさつ/理事長 常泉智弘

DSC00042P107027901 当法人は、2013年9月18日をもって、設立10周年を迎えました。地域の皆様からのご理解、行政の方々からのご指導、運営スタッフのたゆまぬ努力、また、利用者の方々の日々の熱意などが、有形の物になっていく10年間であったと思います。ここに、感謝を述べさせていただきます。
法人としての10年間は、まだ短く、記念誌の発行は尚早かもしれませんが、法人設立までの歴史には先輩方による20年来のご尽力があり、今までの経緯、経過を記念誌として残すことにいたしました。

私自身は、1995年7月、大田区蒲田で精神科の診療所を開設。診療に従事しておりました。地域の精神医療に関わるものとして、周囲のデイケア、作業所、授産施設等の活動は存じておりましたが、一方で自分自身が福祉領域の活動に関わることなく、理解も浅かったと思います。

2002年、宮岡、小柳両氏から突然に、法人の理事長の依頼を受けました。当時は、大田若草作業所・オープンハウスの成り立ちや法人化の経緯などについて、何も存じておりませんでした。なりより宮岡、小柳両氏とも初対面です。お話を伺う中で、医者としての仕事は別のところで、患者さんを支えてくれる方が大勢おられ、また、そうした環境の中でなければ、医療も患者さんの生活も成り立たないことを、改めて気付かされました。独りよがりな医療者としての反省と患者の「治癒」について両氏が持つ熱意への尊敬から、理事長を拝命することとした次第です。

10年を振り返ることが、次の10年20年を見つめる一助になることを願って記念誌を作成いたします。今後も、我々の法人が、利用者の皆様と共に、生き生きとした生活を送れるための社会資源となるよう、スタッフ一同努力いたします。ご指導、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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